初級
ナンプレの候補数字の書き方
空きマスに入る可能性のある候補数字の書き方と、書き留めた候補からペアを見つけて次のマスを確定する方法を、例題で解説します。
- 執筆
- DailySudoku編集チーム(Object)
- 公開日
- 2026-09-22
- 更新日
- 2026-09-22
候補数字とは?
ナンプレのルールを3分で解説の「最初の1マスを見つける①」では、空いているマスを1つ選び、そのマスの行・列・3×3ブロックにすでにある数字をすべて除外しました。こうして残った数字が、そのマスの候補数字です。1つだけ残ればそれが答えで、2つ以上残ればまだ確定できません。
難しい問題では、候補数字が2つ以上残るマスがほとんどです。そのようなときは各マスに残った候補数字を小さく書いておくと、頭の中だけで覚えていたときには気づかなかった関係が見えてきます。この記事でも、マスの位置はr3c5(3行5列)のように表します。
このアプリで候補数字を書くには
- 数字パッドの上にあるメモボタンをオンにし(キーボードではN)、マスを選んで数字を押すと、その数字がマスの中に小さく表示されます。同じ数字をもう一度押すと消えます。
- メモは答えではないため、ミスには数えられません。 確信のない数字は答えとして入力せず、メモに残しましょう。
- 設定のメモの自動削除がオンなら(初期設定)、正しい数字を入力したときに、同じ行・列・3×3ブロックにあるその数字のメモが自動で消えます。
いつ書くとよい?
ヒント数字が多い簡単な問題は、ルールの記事にある2つの方法だけで最後まで解けることが多いので、すべてのマスに候補数字を書く必要はありません。2つの方法を交互に試しても確定できるマスがなくなったら、候補数字を書いてみましょう。
書き漏らしを防ぐには、行や列を1本ずつ(または3×3ブロックを1つずつ)進めるとよいでしょう。たとえば、1列目の空きマスを上から順に選び、それぞれの行・列・3×3ブロックを確認しながら、残る候補数字をすべて書きます。
候補数字から見つける — 同じ2つの数字が残る2マス(明らかなペア(Naked Pair))
下の例題は、ルールの記事の2つの方法だけでは、これ以上マスを埋められない状態です。1列目の空きマスに候補数字を書くと、次のようになります。
- r4c1は、4行目に1, 2, 3, 4, 5, 8、4番の3×3ブロックに7があるため、候補数字は6, 9だけです。
- r6c1も同じように確認すると、候補数字は6, 9だけです。
2マスとも同じ1列目にあり、候補数字はどちらも6と9の2つだけです。どちらが6でどちらが9かはまだ分かりませんが、1列目の6と9は必ずこの2マスに入ります。 したがって、1列目のほかのマスには6も9も入りません。
そこで、r1c1の候補数字4, 6, 9から6と9を除外すると、4だけが残り、r1c1には4が入ります。r2c1とr3c1の候補数字も同時に減るので、次に埋めるマスを見つけやすくなります。
このように、同じ行や列(または3×3ブロック)の2マスに、まったく同じ2つの候補数字だけがあるとき、その2つの数字を同じまとまりのほかのマスから除外する方法を、一般に「明らかなペア」と呼びます。
この方法を使えない場合
- 2マスの候補数字がまったく同じ2つの数字である必要があります。{6, 9}と{4, 6, 9}のように、片方に別の数字が含まれていたら明らかなペアではありません。
- 2マスが同じ行・列・3×3ブロックのいずれかに属している必要があり、除外できるのも、そのまとまりに属するほかのマスだけです。例題のr4c1とr6c1は同じ4番の3×3ブロックにも属していますが、そこにはほかに空きマスがないので、さらに除外できるものはありません。
- 候補数字を1つでも書き漏らしていたら、明らかなペアに見えても成立しません。この方法を使う前に、2マスの候補数字をもう一度確認しましょう。
よくあるミス
- 候補数字を書き漏らす。 書き漏らしでできた見せかけの明らかなペアを使って数字を除外すると、最後には間違った数字を入れることになります。候補数字は、そのマスの行・列・3×3ブロックをすべて確認してから書きましょう。
- 数字を入力した後、周囲のメモをそのままにする。 古いメモが残っていると、存在しない明らかなペアが見えてしまいます。メモの自動削除をオンにしておくと、こうしたことを減らせます。
- メモに推測を混ぜる。 「たぶんこの数字だろう」というメモは、候補数字のメモではありません。ルールに従って除外できない数字だけを書きましょう。
練習問題
r7c7にはどの数字が入るでしょうか? 7行目で、候補数字がまったく同じ2マスを探しましょう。
答えを見る
3です。r7c4とr7c9の候補数字はどちらも{2, 9}なので、7行目の2と9はこの2マスに入ります。したがって、r7c7の候補数字2, 3, 9から2と9を除外すると、3だけが残ります。同じ理由で、r7c1・r7c2・r7c3の候補数字からも2を除外できます。